上月雨音・著、東条さかな・イラスト、富士見ミステリー文庫。
10月24日(火)、読了。
今回は、『加害者が自殺する』という同じ構図に基づいた事件が中心となる御華詩。
なんでしょう、『天使と悪魔』というのはよく出来たサブタイトルです。あと、事件について語るとネタバレルのでそれはやめて、大枠を見ると、平凡で善良な大学生の僕と、彼岸を行き来してしまえる漆黒の魂の少女、支倉志乃の物語は、ある意味ここから始まるのかも知れません。志乃の在り方とかは非常に興味深く、それと対比になる僕が飽くまで『家族』としてそれに対する。それはきっと一つの幸福なんでしょう。そういったモノが感じられました。
あと、相変わらずな鴻池キララ先輩に加えて、新キャラの涼風真白も中々素敵眼鏡娘で眼鏡的にもよい作品です。

てなところで、次は『神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック』です。