榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
11月5日(日)未明、読了。
今回は前巻の直接の続き。ツゲ神曲楽士派遣事務所の面々のリベンジがメインです。
中でも、タイトルの通り、前の巻で謎のダメージを負ったコーティカルテの状態と、それに対峙して別れを予感し思い悩むフォロンの姿がよく描かれています。そもそも神曲楽士と精霊の関係のあり方の不自然さ、その中にあっても更に特異性を持つフォロンとコーティカルテの関係。それらを通して、世界全体の精霊と人間の関係が問われます。恐らく、これは他のシリーズも通して一つの大きなテーマだと思いますが、この先どういったことになっていくのか非常に楽しみです。でも、その辺の起源的な部分はやはり白の方で描かれるのでしょう。
……結局、白と黒のポリフォニカも続けて読んでいくことになる訳ですな。キネティックノベルの方も買っちゃいましたし、ポリフォニカ・ワールドは読書の主軸の一つになってますね。

と、そんなところで次は『タバサの冒険』です。