ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
11月7日(火)、読了。
元は携帯用の小説の文庫化。『ゼロの使い魔』シリーズの貴重な眼鏡娘タバサが学業の裏でやっている、本編では描かれなかったお仕事の話。タバサがこなす1ミッション1編で4編が納められた短編集。
読み始めてすぐに大きな秘密があっさり明かされて驚きつつも、よく考えたらその秘密が明かされないと小説として成立しにくいですね。そのお陰で、大分タバサの人格が掴めてきました。
納められていた話の中では、最後の話がベタですが好きですねぇ。タバサの内面が周囲を通して特によく現れていたと思います。キュルケとの関係とか、ルイズに対する評価とか。眼鏡だけでなく、魅力的なヒロインですな、タバサは。

とまぁ、さらっとそんなところで次はガラっと変わって『ピーターパン・エンドロール』です。