月見草平・著、裕龍ながれ・イラスト、MF文庫J。
12月6日(水)、読了。
相変わらず、安心して読める内容でした。
今回は短編二本+本編といった構成。
まず、短編一本目が鞠菜と委員長の御華詩。物理部の活動内容ってコンピューター部みたいなことやってたんですね。五目並べのアルゴリズムに絡めて鞠菜を励ます委員長が素敵です。
次が朝永の一日ですが、これがまたクールな朝永の人間的な一面が見れて楽しい内容でした。
そして、これらのキャラクターの掘り下げがその後の本編の人間模様に活きているのがよいですねぇ。本編は朝永、きらほ、鞠菜、委員長の4人で朝永の海辺の別荘へ旅行に行く御華詩。まぁ、朝永なんでそんなハーレム状況でも色気のある話には全くなりません。鞠菜が大変なことになったりしましたが(;^^)
そこから、きらほの過去と関わる話になっていく訳ですが、その辺の持って行き方が若干苦しい部分がありつつもいい具合です。朝永ときらほの関係が少し変わってきて、これからの展開に期待です。

とまぁ、そんなところで次は『サインをつかめ!』です。