日日日・著、x6suke・イラスト、ファミ通文庫。
6月7日(木)読了。
今回は褐色皇帝の血族にして百獣の王の帝架がメインの御華詩。でも、発売においつて居ませんが二ヶ月連続刊行の一月目ということで上下巻の『上巻』なのでことの顛末は引き続いての『六さつめ』読んでのお楽しみですが…… うん、ここまででも十分過ぎる問題提起でしたねぇ。

詳しくはネタばれるんで控えると何も語れん気もしますが、ライオンの帝架とその旧知でもあり、人間に恨みを持つマダラとの関係を中心にして、人間と動物の在り方というか、人間の不自然さ見たいなモノが描かれてます。確かに、そうなんですよね。人間は人間に住みやすいように突き詰めて結果として自然を壊し遠回りで無自覚な自殺をしている種族。そんなことを考えさせられました。

とかなんとか重いテーマを見いだしつつ、一つ大きな謎が明かされるんですが確かに字面が間抜けだったり。でも、何となくこれまでで感じられてた内容なんで順当なところとは思いました。

はてさて、今回の事件がどのような結末を迎えるのか、引き続き『狂乱家族日記 六さつめ』を読むデスよ。