大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
11月27日(火)読了。
いつもいつも渋く決めてくれる黒のポリフォニカも6冊目。今回も期待に違わぬ渋さでした。

高速道路で走行中に首を切断されるという不可解な殺人事件を発端とし、とある家族と縁の深い精霊の御華詩が描かれます。
その中で『人間と精霊の関係』というポリフォニカ世界での重大なテーゼが描かれます。これは、どこか青のポリフォニカにも通じるモノが有り興味深い内容でした。
そして、マティア&マナガのコンビはこれまでに無い感情の発露を見せます。その辺の絆の描かれ方も見所ですね。
更には、何かと過去が謎めいているマティアにも少し異変があったり、これからも目が離せないですねぇ。

とまぁ、今回はあんまり書くとネタバレせざるを得ないところがあるんでこんなところで、次は『戦う司書と追想の魔女』です。