有川浩・著、徒花スクモ・イラスト、メディアワークス。
5月18日(日)読了。
遂に、憧れの王子様の正体を知ってしまった郁。
だが、そんな事情に関係なく、奇しくも郁の地元を舞台に未曾有の事件が巻き起こる。
初めての大規模戦、歪んだ茨城図書館界も成長した郁は乗り越えていく。
そんな中、郁は現在の自身の気持ちを自覚して……
今回は後半の大事件がメインと言えますが、その前の禁止用語を巡る御華詩が興味深かったですねぇ。いや、これは現実にも起こりうる事件です。そこがこのシリーズの面白いところなんでしょうねぇ。架空の歴史とは言え、絶対にあり得ないとは言えない状況だけに、「あ、こうなったらこういう対抗があり得るのか!」と現実には泣き寝入りが多い自体について痛快な解決が与えられるのが非常に心地よいです。主に、その発案は玄田隊長ですが。豪快な策士ですねぇ。
とまぁ、そんなところで次はいよいよ完結な『図書館革命』です。