高橋弥七郎・著、いとうのいぢ・イラスト、電撃文庫。
11月13日(木)未明読了。

ヴィルヘルミナがシャナと平井家で共に過ごすこととなって一月余り。
規則正しい生活の中、シャナの帰宅時間が遅いという綻びが生じていた。
理由を訪ねてもはぐらかされるばかりで不審に思い、不本意ながらも悠二と共にその原因を探り始める。
そうして、彼女が辿り着いた真相は……

今回はヴィルヘルミナが主体ですね。上記の日常を描いた『ドミサイル』、ヴィルヘルミナとその掛け替えのない友である『永遠の恋人《エンゲージ・リンク》』との出会いを描いた『ヤーニング』、そして『天道宮』を出て間もない駆け出しの頃のシャナと熟練のフレイムヘイズ、ゾフィーとの交流を小説とコミックで描いた『ゾートロープ』の三本、及び、いつものQ&Aコーナー『狩人のフリアグネⅢ』という構成でした。

大分長らく積んでしまって気がつけば前を読んでから1年近く間が空いてたりしますが、覚えているモノですね。今回は、ヴィルヘルミナの心理描写もいいんですが、何より、『ゾートロープ』のアラストールの叩かれっぷりがいいですねぇ。

とまぁ、そんなところで次は本編の最新刊…… と言いたいところですが現在アニメ放映中の『とらドラ!』です。

灼眼のシャナS〈2〉 (電撃文庫)

高橋 弥七郎
出版社:アスキーメディアワークス
発売日: 2008-06-10