竹宮ゆゆこ・著、ヤス・イラスト、電撃文庫。
12月9日(火)読了。

夏休みも終わり、竜児達の通う高校の文化祭が近づいていた。
文化祭に向けて、亜美は意外に協力的になる一方、実乃梨は竜児と少し距離を置くようになっていた。
そんな風に少し変化のある日々の中、竜児はふとしたことで大河の父親と会うことになる。
そうして、大河の家庭の復活を願うことになるのだが……

結構、生々しくもやり切れない、でも、そこここにありそうな、そんな御華詩ですねぇ。
大人の都合と子供の想い。そんな対比でしょうか。
でも、その事件を通じて何かしら変化した実乃梨と竜児の関係。それと、大河と北村の関係。更に、それを見守る(?)亜美の立ち位置。一端綺麗にまとまったようで、だからこそ拗れる元を示されたようで、何とも先の気になる展開でした。

そんな訳で、引き続き『とらドラ! 6』なのです。

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)

竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス
発売日: 2007-08-01