刈野ミカタ・著、萩原音泉・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月1日(金)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞佳作受賞作。

柊火ノ見は妹とチェスをしていた。
文字通りの『天才』である妹には六十四連敗中。
彼は、そんな妹が大好きで大切にしていた。
しかし、チェスの後、中座したとき。
彼以外の全ての人間が妹の存在を忘れてしまっていた……

異世界の代理戦争、能力バトルと非常にオーソドックスな御華詩でした。
本当に基本的な部分には全然真新しいモノはないのですが、妹の消失を軸にした主人公の人格形成やら幼馴染みとの確執といった部分がアクセントになっている、そんな感じですねぇ。キャラクターが描けている部分が受賞に繋がったということですかね。

てなところで次は『ゴミ箱から失礼いたします』です。

プシュケープリンセス (MF文庫J)

刈野 ミカタ
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-10-23