成田良悟・著、エナミカツミ・イラスト、電撃文庫。
8月4日(水)未明読了。

ロットバレンティーノの街に、一人の詩人にして劇作家、ジャンピエールという男が居た。
彼は、様々な縁によって後に『不死者』となる者達と出会う。
特に、その中の一人と出会ったことで彼の名声は一気に上がることとなる。
だが、それが後に贖えぬ罪となることに、彼はまだ気付いていなかった……

ジャンピエールの残した手記の形で紡がれる、ロットバレンティーノ時代のヒューイとエルマーを中心とした物語。
この頃のヒューイは興味深いですねぇ。まだまだ不死者になっていませんが、この経験がヒューイがあんな風になった大きな要因でもあるようですな。まぁ、こんな風に過去の話ながら、現代の黒幕の御華詩とも取れるのですがね。
また、彼らが不死者になる、あのアドウェナ・アウィス号の事件は次で語られるようなので楽しみにしたいと思います。

てなところで次は『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』です。

バッカーノ!1710―Crack Flag (電撃文庫)

成田 良悟
出版社:アスキーメディアワークス
発売日: 2010-04-10