花花まろん・著、双龍・イラスト、GA文庫。
8月25日(木)読了。
第三回GA文庫大賞期待賞受賞作。

中学三年生になった藤崎拓真は、新学期早々の通学路で一人の少女と出会う。
それは、目立たない同級生の百瀬まいだった。
その日の放課後、作家の姉の付き添いで臨んだドラマCD収録現場でまいが声優と知る。
欠員補充で収録に参加した拓真だったが……

ふぅ、主義信条のお陰で特定のシチュエーションを否定したらぎこちないまとめに……
なんというか、『今風』の一つの形だなぁ、というのが全体を読んでの感想です。軽い読み口は元より、☆などの多用やらはこのまま進んでいけば本当にオオダイラ文体に繋がっていきそうな息吹を感じます。

とは言え、どうしても我慢できない点があります。

なんで表紙は眼鏡掛けてるのに捲った途端外すんだ?

折角、貴重な眼鏡っ娘メインヒロインラノベだと思って期待してページを開いたのに…… こんな、こんな酷い表紙詐欺とは…… 冗談抜きで、表紙を捲ってこんなに落胆したのは始めてかもしれません……

まぁ、なるほど、期待賞という内容でもありますので、この作者の次回作にも注目したいと思います。二次落ちだったので、敗者としては謙虚に学ぶ姿勢を持ちたいと思います。

てなところで次は『新約 とある魔術の禁書目録《インデックス》』です。