緋月薙・著、明星かがよ・イラスト、HJ文庫。
9月5日(月)読了。

相変わらず甘ったるい空気を醸成する悟と澪。
だが、どこかそこに微妙なぎこちなさが生じて始めていることを悟は感じていた。
そんな二人の前に現れた客。
彼女、久遠はあっという間に綾人と通じ合い、二人は特殊なフィールドを発し始める。
それを見た悟の心に生まれるある感情。
一体どうしてそんなことになるのか? もやもやとしたものを抱えたまま時は流れて……

なるほど、こう来ましたか…… 端的に言って
甘ったるい空気感が伝染して、それを客観的に見ることで知ること。そんなテーマを描きつつ、これからの大きな物語に続いていく流れが始まったというところですかね。まぁ、なんか結局そこに行き着くのはニャル子さんを彷彿とさせるモノがあったりしますが、それはそれとして、冒頭のあのネタ。うん、私も最近ネタにしてつぶやきまくってますからなじみ深いモノではありますが、あの声の主は起きないことで有名だからあの名言「起きないから○○きって言うんですよ?」に繋がるような…… まぁ、それはさておき、物語はここから動き出す様なので続刊楽しみにしています。

てなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット』です。

前略。ねこと天使と同居はじめました。四匹目 (HJ文庫)

緋月 薙
出版社:ホビージャパン
発売日: 2011-08-31