夏希のたね・著、犬洞あん・イラスト、GA文庫。
10月23日(日)読了。
第三回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

影森和樹は退魔師の家系。
でも、霊力は全く持っていないけれど、従妹の払間ヒカリとともに、人知れず妖怪を退治する日々を送っていた。
そんな彼がある日通学途中に出会った少女。
可憐なその姿が気になっていると、どうやら相手も自分に好意を向けてくれているようで……
こうして、退魔師として、一人の少年としての和樹の受難の日々(?)は始まるのであった。

ふむふむ、基本的には手堅いパターンで構成されていて、最後にちょっと捻りがある、そんな御華詩ですな。
本当、退魔師モノとしてのセオリー通りという感じで安心して読めました。ただまぁ、だからこそ、オチ以外がちょっと弱いというか先が読めたのが玉に瑕。後半はちょっと予定調和って感じでしたねぇ。

てなところで次は『這いよれ!ニャル子さん8』です。

あやかしマニアックス! (GA文庫)

夏希のたね
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2011-10-14