アサウラ・著、柴乃櫂人・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
11月11日(金)読了。

佐藤洋は仕送りの少なさに参っていた。
でも、マンガは買いたい。
だから、削るなら食費しかない。
そうして、学校の側のスーパーで半額になった弁当を買おうとした。
だが、そこで彼が出会ったのは、命を削る狼たちだった……

アニメから原作へ。
スーパーの半額弁当を手に入れる。ただそれだけのことをこれだけ熱く描けるのは美事でありますな。思わず、近所のスーパーの半値印証時刻《ハーフプライスラベリングタイム》を調べそうになる、そんな御華詩。
アニメでは映像がある分アクションが派手な印章でしたが、原作では「何故苦労してまで半額弁当を求めるのか?」を自問自答する佐藤の葛藤が描かれててまた見え方が違いましたねぇ。
ただ一つ、原作に違和感を感じたこと。

白粉が小説書くときと本読むときしか眼鏡掛けてねぇ!

アニメでは常時眼鏡。これは、これだけは、確実にアニメの方が確実に優れています。うん、流石アニメ版キャラデザインが『 G-on らいだーす』の人だ。素晴らしいアレンジ。

てな訳で次は著莪あやめが表紙の『ベン・トー2~ザンギ弁当295円~』です。