アサウラ・著、柴乃櫂人・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
12月10日(土)読了。

烏田高校の文化祭が近付いていた。
フリーダムな出展内容の中、クラスのメンバーが中心となる演劇の脚本を担当させられた白粉。
悩む彼女の力になろうとする佐藤と白梅。
白梅は生徒会長権限で制度にさえ手を入れて脚本の支援をし、佐藤と白梅の会話が白粉の脚本にヒントを与える。
果たして、無事に白粉は脚本を完成させられるのか?
一方で、狼としての佐藤は文化祭の準備の中で未踏のスーパーを見つけ出す。
そこは、かつて槍水先輩でさえ手にすることの無かった店だった。
彼は、そこで戦うことを決意するのだが……

文化祭とスーパーの狭間で動く物語。半額弁当が衣食住の一つである食に直結することから、こういう部分がシームレスに繋がる構造はいいですねぇ。今回は槍水先輩の妹が登場したり、ガリー・トロットが登場したり。特に後者は由来がなんとも。佐藤…… そして、衝撃の結末。このオチはなんというか…… でも、白粉がビッグ・マムと出会ったらどうなるのか、凄く観たいと思わせる御華詩でもありました。

てなところで次は『ベン・トー7~真・和風ロールキャベツ弁当280円~』です。