木野裕喜・著、コバシコ・イラスト、このライトノベル文庫がすごい!文庫。
7月15日(日)読了。

災難続きの善一に突如訪れた幸運。
それは、商店街の福引きで当たった一泊二日のスキー旅行。
6人までと人数的にも丁度良く、武瑠、杏子、白柳、伊波さん、クリスと共に行くことに。
進級によるクラス替えを前にした高校一年の思い出作りの旅行。
きっと楽しいに違いないと皆が思って旅立ったのだが……

善一君の物語、遂に完結! って、どう考えても杏子が損な役回り過ぎるんですが、そういう部分を描いたからこそ説得力のあるオチでもありますな。結局、とことん臆病だった武瑠と、それに気付けなかった善一君の未熟さが招いた波瀾の日々でしたが、まぁ、落ち着くところになんとか落ち着くことが出来た、って感じですねぇ。
何はともあれ、完結お疲れ様でした。

……と言いたいところなのですが、最後なのにメインヒロインの笹瀬先生と西澤委員長の出番が少なすぎてモヤモヤしたものが……特に、西澤委員長ええ性格しててええキャラなのに登場が遅すぎた……二人の出番を心待ちにしていた身には辛いラストでありました。

てなところで次は『愚者のエンドロール』です。