米澤穂信・著、角川文庫。
7月28日(土)読了。

いよいよ、神山高校文化祭、通称『カンヤ祭』が訪れた。
奉太郎所属の古典部は、唯一の活動内容である文集『氷菓』をそこで頒布することとなる。
原稿は揃った。
無事に印刷もされた。
だが、一つ、重大な問題があった。
その問題に頭を悩ませる古典部の面々であったが、一方で文化祭を舞台に一つに事件が繰り広げられて……

古典部シリーズ第三弾! 小難しいこと抜きに、面白かった。
登場人物達の性格・性質が上手く活きたミステリとしてのシステムが、心地良い。
今回の事件は、定番の要素を上手く学園祭という舞台で再現していますな。
まぁ、細かいことはネタばれるのでやはり抽象的なことに終始しますが、あと一つ忘れてはならないこと。
十文字かほさんの今後の活躍に期待でありまする。前巻のキャラが活躍したりもあるので、きっと今後も出てくると願います。

てなところで間髪入れずに次は『遠回りする雛』です。

クドリャフカの順番 (角川文庫)

米澤 穂信
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2008-05-24