志倉千代丸・著、 pako ・イラスト、オーバーラップ文庫。
9月23日(火)読了。

我聞悠太は、引きニート神を自称しアフィブログで稼ぐことを夢みる高校二年生。
彼が運営するのは、オカルトを科学的にバッサリ斬る『キリキリバサラ』。
とはいえ、そんな思惑がそうそう上手く行くはずもなく、稼ぎは雀の涙だった。
だが、このブログを切っ掛けに、彼を含む九人の人間の運命が交錯していき……

志倉千代丸作家デビュー作。とは言え、うん、超常科学NVL(ノベル)と銘打たれていますが、基本構造は科学アドベンチャーシリーズに通じるものがありますな。幾つもの視点が段々と連鎖して交錯していくのは『 CHAOS;HEAD 』に近いかもしれません。
正直、まだキャラクターの顔見せだけでようやく事件が始まったところではあるのですが、それでもキャラクターが魅力的で良いですねぇ。特に、マシマシを楽しむオカルト雑誌記者の眼鏡さん澄風桐子の動向が気になるところ。
ともあれ、続きが凄い楽しみな作品であります。

てなところで次は『生徒会の水際』。積み本を消化なのです。