葵せきな・著、狗神煌・イラスト、富士見ファンタジア文庫。
9月27日(土)読了。

椎名真冬の所属する1年C組。
そこは、真冬を見守る怪しげなクラスであった。
そんな中にあって、隣の席に居ながら真冬に興味がない秋峰葉露。
彼は、生徒会の優良枠の杉崎鍵にあこがれを抱いていた。
偶然、想いを寄せる委員長をめぐる一幕で憧れの鍵と出会った彼は、通じるものを感じてすっかり仲良くなる。それを見て狂喜乱舞する真冬。
これは、鍵が遂に性別の垣根も越えてハーレムを築く、そんな御華詩ではない。多分。

積み本消化で3年半以上ぶりの生徒会シリーズですが、うん、やっぱりこのノリはいいですな。
生徒会以外の視点で描かれる碧陽学園の学生達の物語。まぁ、あんな生徒会ですから、こんな生徒達なのでしょうが、笑いあり涙あり、青春、だなぁ。とりわけ、なんだかんだで鍵に構ってしまう水無瀬さんがいい感じでした。
しかし、まだ結構な冊数が残っているのですがこのシリーズは完走しておきたいところ。

てなところで次は『マ・オー2~魔王、日本が舞台のオンラインゲームで勇者と戦う~』です。

生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録4 生徒会の一存短編集 (富士見ファンタジア文庫)

[葵 せきな 狗神 煌]
出版社:KADOKAWA / 富士見書房
発売日: 2011-12-01