木野裕喜・著、 hatsuko・イラスト、このライトノベル文庫がすごい!文庫。
9月20日(土)読了。

3Rの裏事情を知ってしまった零央達。
多大な危険を伴う大型アップデートを阻止するため動き始める。
零央は、陽炎騎士団《ミラージュナイツ》のギルドマスター、火西に接触を図る。協力を得るにしても、そもそも信頼に足る人物か、ギルドマスター自ら判断するためだ。
奇しくも、思いの外容易に巡り会い、この人なら信じられる、そう思った矢先、事態は思わぬ方向へ転がり出し……

遂に瀧智早先輩が表紙を飾った勢いのある第四巻。物語は熱さを伴って大きく動いてきましたねぇ。今回は、火西兄妹を中心にしながら、3Rを巡る闇が顕在化してきたりこれからの盛り上がりに向けての助走、という側面もありますな。勿論、火西先輩とのバトルは名前通り熱苦しいので、十分この巻でも盛り上がりはありましたが。
あとは、ラスボス(?)会堂。解りやすい悪のラスボス巻があっていいですね。まぁ、ものすごく解りやすいアキレス腱を抱えているので徹しきれてないところがありますが、そこがゲームバランスでしょうな。

ただ、一つ不満があるとすれば、なんで表紙飾ったのにこんなに扱いが小さいんだ、智早先輩……もっと大活躍すると思ってたのに。まぁ、会堂に対する有効なカードとして十分機能してましたが、それにしても、寂しい。とはいえ、いずれ大きな役割を果たすことは約束されてるのでよしとしますか。

ともあれ、今回はかなり熱量も上がってきたので、このままどんどん巻を重ねてヒートアップしてくれれば、と願う次第。智早先輩の活躍込みで。

てなところで次は『 Occulutic;Nine 』です。