桜井光・著、中原・イラスト、角川書店。
5月5日(火)読了。
どこにでもいる高校生だった來野巽は、偶然祖父の遺品から見つけた手帳。
その内容を口にしたことで、彼の運命は変わってしまった。
無自覚に血筋が与えた魔術的素養もあり、聖杯戦争を戦うべくサーヴァントを召喚したのだ。
召喚されたサーヴァントは、バーサーカー。
だが、見た目は穏やかな金髪の青年で……
今回も、愛歌以外をメインに紡がれる断片集。
巽の話が一番切ないですねぇ。でも、アサシンやライダーやキャスターの思惑があれこれ絡み合うことを考えると、必然でもあり。聖杯戦争とは、悲劇という犠牲の上に成り立たたざるを得ないのですな。
あと、ライダーの話も、なんというか、最近上映されていた某映画観た後だと色々考えさせられますねぇ。まぁ、あれは神無双という感じで異教徒に容赦ねぇって映画でしたが(;^^)
てなところでこっちの次はないので『ハーモニー』に合流。