西尾維新・著、 VOFAN・イラスト、講談社。
11月15日(日)未明読了。

隠館厄介はようやく見つけた就職先の古本屋からの帰り道。
ビルの屋上から飛び降りてきた女子中学生と激突する。
持ち前の冤罪体質から、大けがを負って入院生活を送りながらも何故か加害者扱いされる厄介。
彼は見舞いにやってきた紺藤から、無関係とも言えない理由で掟上今日子との繋ぎを頼まれる。
それは、厄介の上に落ち、未だ意識不明重体の女子中学生が自殺に至った動機の解明で……

忘却探偵シリーズ第四弾。ドラマでは出ずっぱりな厄介復帰ですねぇ。相変わらず巻き込まれて冤罪を受けてですが、いい目も見ていますな。
道具立てはあれこれ派手ながら、内容的な比較的オーソドックスなミステリでありますな。まぁ、読めば読むほど、今日子さんがええ性格しているのが見えてきてそれもいとおかし。ネタバレ避けると抽象的なのはまぁ、仕方ない。

てなところで次は『愚物語』。オフシーズンか……

掟上今日子の遺言書

[西尾 維新 VOFAN]
出版社:講談社
発売日: 2015-10-06