藍上陸・著、れい亜・イラスト、GA文庫。
12月17日(土)読了。

秋葉原に聳え立つ超高層建築物。
地上一千メートルに建てられた電波塔の直下には、日本一高い場所にある賃貸マンションが存在していた。
超高級な物件のはずが、電波の人体への悪影響が判明して値崩れを起こし、今ではおかしな連中が住み着く始末。
電波塔がその役を終えてしまった現在、再び高級物件としての価値が生まれてきた。
かくして、安い家賃のまま居座る旧住民を追い出すための尖兵として、浪人生の高橋は潜入して住人の弱みを探ることになったのだが……

タイトル通り、少々デンパな方々と共に繰り広げられる物語。
『変な住人が集うアパートもの』を、今風のノリで、更に実験的な手法で描かれた御華詩、ですな。とはいえ、著者の同人誌への寄稿で何回か読んだことある手法でもあったので、比較的すんなり入れました。筋肉関係も、最近読んだ別の作品で仕入れた知識が活きました。

とりあえず、何かしら小ネタ勝負なので迂闊なことを書くとネタばれそうで語りませんが、せやねんさんには眼鏡が足りないと思うんだ、うん。

てなところで、次は『29とJK2~大人はモテてもヒマがない~』です。

アキハバラ∧デンパトウ (GA文庫)

藍上 陸
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2016-10-14