森田季節・著、光姫満太郎・イラスト、GA文庫。
121月10日(日)読了。

魂交換のイヅナ法により、真田幸村の血を引く勇十は戦国の世で真田幸村として生きることとなっていた。ただ、彼の知る戦国とは少し違う、エルフやらウンディーネやら幻想世界の住人達が武将として存在する戦国の世であった。
伊達エルフ正宗の元に仕官し、現代の知識を元に数々の戦局を乗り越えてきた彼は、遂に、織田サタン信長討伐へと動き出す。
その方法を知る細川政元を探す勇十たちだったのだが……

パラレル(?)な戦国時代での伊達家の物語、完結! 少々急ぎ足という感じもしましたが、これぐらいで纏まった方が読みやすくていいですな。信長がラスボスというのが解り易いですしね。続けたら秀吉から家康まで続きますが、色々ややこしくなりそうなのが目に見えますし。
戦国武将については、信長の野望(全国版)レベルを基盤に各種の漫画程度の知識ですが、幻想世界の住人達が暮らす戦国の世でも色々と現代の研究結果により史実とされる要素を取り入れていてそういった分野への興味がそそられますな。
歴史というものは、現代の研究で判断出来るレベルの一種のファンタジーですから、そういう意味でファンタジーの住人とも相性がよかったのかもしれません

てなところで次は『七星のスバル3』です。年末までに既刊読み終えられるか……

伊達エルフ政宗 4 (GA文庫)

森田 季節
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2017-08-10