遊歩新夢・著、ひつじたかこ・イラスト、オーバーラップ文庫。 10月7日(水)読了。

三鼓拓斗は、管楽器の演奏に憧れ名門の鳳凰学園高等部へとやってきた。
孤独に楽器を吹いていた彼は、己の力を知らぬまま、小悪魔なセンパイに魅せられてしまう。
だがそれは、彼の音楽の始まりであり。
恋愛音痴奈センパイの、恋愛の始まりでもあったのかもしれない……。

作者的にヒロインの造形に若干驚きを隠せない新作でありますな。
音楽モノらしく『音痴』というものを一つのテーマにしてラノベ的なラブコメにしつつ、音楽的なところはガッツリと。
ジャンルは違えどそれなりに音楽に向き合う人生を歩んでは来ているので、響くものも沢山ありつつ。
突出することの問題は、音楽に限らずどこにでもあるもので、別のところで共感したりも。
あとは、どっかで見た人が出てきたりするのも楽しいですな。
次は姉さんが出てくるなら、ついでに彼女も出てきて……混沌としそうな。
ともあれ、次が出るのを楽しみにしています。

てなところで次は『サバゲにGO!2』です。