宇佐楢春・著、かも仮面・イラスト、GA文庫。
4月22日(木)読了。
第十二回GA文庫大賞金賞受賞作。

相沢綾香は、同じ日を何度も繰り返してから、翌日を迎えていた。
完全記憶能力と相まって、高校生の彼女は既に老人と同じ日数を生きている。
不確定な明日は、今日を臆病にする。
辻褄の合わない未来を恐れ、誰とも親しくならずに高校生になった。
だけど、彼女は出会った。
大切な、人と……

やや変則的なループモノというか、なんというか。
メタな視点で、そういう要素を取り入れてることに言及しつつ、そういうところへ向かうのか……
人を選ぶタイプの物語ですが、刺さる人には刺さりそうな、そんな御華詩でありました。

てなところで次は『いまさら翼といわれても』です。