Schuld・著、ランサネ・イラスト、GA文庫。 5月21日(金)読了。

TRPGのマンチ気質を活かし、年齢不相応な程度にスキルを身に付けたエーリヒ。
だが、魔導師アグリッピナにのり、彼の妹が半妖精という事実を告げられる。
放っておけば、人としての権利を奪われて実験材料にされてしまうような悲惨な未来が待っている。
唯一、魔導師の弟子として一人前になれば、人としての権利も担保されるという。
家族との別れを嘆く幼い妹のため、エーリヒは丁稚としてアグリッピナに従うことを決意する。
かくして、魔導師の本拠地のある帝都を目指すことになったのだが……

TRPG的な異世界に転生したデータマンチの物語第二弾。
幼馴染みに痛いことをされたりもしつつ妹のために故郷を離れることになるものの、やはり人外に縁のあるエーリヒですな。
妹が半妖精だったことで、今回のメインは妖精を巡る物語。いやな if やらもありつつ、 SAN値は維持してどうにかこうにか人に留まった感じでありますな。
全部は拾えてないでしょうが、随所に馴染みのあるネタが組み込まれているのも楽しいですねぇ。
既に次も買ってあるのですが、少し間に挟みましょう。

てなところで次は『家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?2』です。