西尾維新・著、竹・イラスト。 6月13日(日)読了。

人類最強の請負人哀川潤の元には、様々な依頼が持ち込まれている。
実のところ、仕事の成功率は低いのだがそれでも、彼女にしか依頼できない厄介ごとはあれこれ存在するままならぬ世なのである。
今回は、既に滅びた殺人鬼一族『零崎』の中でも得意な零崎曲識が遺した楽譜の解読なんてものが舞い込んできた。
しかも、そこには、曲識に心酔しその後継者を目指す時宮病院の時宮時針が関わってきて……

なんというか、なんでもありな人類最強のなんでもありな短編集でありますな。
ときおり、クロスオーバーが出てきますが、冤罪王は作品の壁も越えていますねぇ。
それでいて、さらっとミステリが紛れて足りもしつつ。
気づけば完結といいつつ、次作の予告があって既に手元にあったりするのですが、この流れだと、次のシリーズはミステリ? とワクワクするのであります。

てなところで次は『人類最強のヴェネチア』です。