澤村伊智・著、角川書店。 2月5日(日)読了。

僕は悪夢を見ていた。 見知らぬ女性が殺しに来るのだ。
その女性は。
比嘉琴子、と名乗った。

比嘉姉妹シリーズ久々の長編でありますな。文庫になるのを待てずに単行本にて読了。
SNSのつぶやきを挟んだりしてリアルにありそうな空気を醸しつつ、日本のホラーらしい胸糞悪さが溢れていますな。
序盤は正直読んでてしんどいものがありましたが、読み進めていく内、夢をテーマにしていることを利用した構成も相俟って引き込まれ、最後まで楽しく読めましたね。小説だからこその表現。こういうのは大好物です。
心がざわざわするものが残るのはホラーとしては当然ですが、さて、次はどんな話になるのか?

てなところで次は『裏世界ピクニック8 共犯者の終わり』です。